明法道有職故実の律令官制研究とは? わかりやすく解説

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明法道・有職故実の律令・官制研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 10:02 UTC 版)

法制史」の記事における「明法道・有職故実の律令・官制研究」の解説

日本では明治以前においても明法道有職故実研究一環として律令格式官制などの研究が行われる事もあったが、明法道にとっての律令格式室町幕府武家故実御成敗式目などの鎌倉幕府法令を含む)などは、形式上現行法であったことに加えて明法家故実家こうした知識家学化してその道権威として自己の家格維持するために用いられたために、知識そのものが「秘伝」とされ、あるいは蓄積され知識用いて自己都合による解釈が行われるなど「学問」からかけ離れた側面有した江戸時代中期以後になると、古辞学の発展影響受けて古い法制に関する研究盛んになった。これは江戸幕府自己の法体系確立進める中で、従来の法が現行法としての色彩薄めてきたという事情もある。新井白石本居宣長塙保己一などが代表的な研究家として挙げられるまた、律令中国法からの継受であるとされたことから、中国律令に関する研究行われ享保年間伊藤東涯(『制度通』)や荻生北渓高瀬喜朴研究知られ、『唐六典』の校勘行った近衛家煕もここに含める事が出来る。ただし、こうした研究儒学国学からの派生的研究として行われていたこと、また動機中に先例」の1つとして実際政治法制生かすことが含まれていたことも特徴として挙げられるまた、壺井義知伊勢貞丈有職故実研究立場立った律令官制研究展開されていくことになる。

※この「明法道・有職故実の律令・官制研究」の解説は、「法制史」の解説の一部です。
「明法道・有職故実の律令・官制研究」を含む「法制史」の記事については、「法制史」の概要を参照ください。

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