明治もの・史実の交差とは? わかりやすく解説

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明治もの・史実の交差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 05:53 UTC 版)

山田風太郎」の記事における「明治もの・史実の交差」の解説

幕末作品橋渡しをする形で、1973年昭和48年)に、明治時代舞台とした『警視庁草紙』の連載オール讀物で始まる。“明治もの”と呼ばれる作品群は、明治6年から8年舞台とした『警視庁草紙』から、基本的に作を進めるごとに時代下ってゆく。『幻燈辻馬車』(主人公は元会津藩士。三遊亭円朝大山巌捨松田山花袋川上音二郎貞奴坪内逍遥登場)は明治15年から17年、『地の果ての獄』(主人公は愛の典獄といわれた有馬四郎助原胤昭幸田露伴細谷十太夫横川省三鈴木音高井上伝蔵岩村高俊新島襄登場)は明治19年から20年舞台。『明治断頭台』は例外的に遡って1869年明治2年)から1871年明治4年)の最初期舞台にしている。 日本人馴染みの深い、あるいは名前を知っている歴史上の人物事件交差させる手法特徴である。史実史実の間を独創的なエピソードによってつなぐこの手法は、人物事件可能性の中から模索して結びつけることに成功している。ほとんどの作品破綻見せず完成させているが、意図的に史実無視した部分存在する。これは他の時代扱った作品においても同様である。 1986年昭和61年発表の『明治十手』を最後に明治物の作品執筆終了する

※この「明治もの・史実の交差」の解説は、「山田風太郎」の解説の一部です。
「明治もの・史実の交差」を含む「山田風太郎」の記事については、「山田風太郎」の概要を参照ください。

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