旧市川郵便局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/06 07:47 UTC 版)
「市川郵便局 (千葉県)」の記事における「旧市川郵便局」の解説
1876年(明治9年)10月16日、初代局長を田中喜兵衛として、千葉県東葛飾郡市川町二丁目(現在の同県市川市市川3丁目23番)にあった田中の経営する釜屋醤油の醸造工場敷地内に設置する。1907年(明治40年)3月31日、同局で電報業務を開始、1916年(大正5年)12月16日には、同局で電話交換業務を開始した。同地が「市川電信電話創業の地」とされるのはこのためである。当時、市川橋で渡されて東西を行く千葉街道と、南北を行く松戸街道(現在の千葉県道1号市川松戸線)の交差するこの周辺は、江戸時代の宿場町の延長線上にあり、銀行や商店、映画館「市川館」(戦後移転)等がみられる商業地であったが、現在では住宅地である。 1945年(昭和20年)、同局は現在地に移転した。 1955年(昭和30年)1月には、同局跡地を含めた醤油工場の跡地が山崎製パン市川第二工場となって稼働を開始したが、1966年(昭和41年)3月には同社の松戸工場が竣工し、稼働を開始したため、市川第二工場は閉鎖された。1978年(昭和53年)12月16日、市川電報電話局(現在のNTT東日本市川局)が「市川電信電話創業の地」のレリーフ付石碑を建立した(現存)。 所在地 : 千葉県市川市市川3丁目23番北緯35度44分4.47秒東経139度54分6.81秒
※この「旧市川郵便局」の解説は、「市川郵便局 (千葉県)」の解説の一部です。
「旧市川郵便局」を含む「市川郵便局 (千葉県)」の記事については、「市川郵便局 (千葉県)」の概要を参照ください。
- 旧市川郵便局のページへのリンク