日韓スケート連盟の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 23:39 UTC 版)
「キム・ヨナによる練習妨害発言」の記事における「日韓スケート連盟の対応」の解説
韓国の報道を受け、日本のスケート関係者たちは「キム・ヨナがそのような発言をするはずはなく韓国マスメディアによる誤った報道がなされているのではないか」と見ていたが、日本のファンらにより「選手も守れないのか」や「なぜ抗議をしない」などの電話やメールによる抗議が日本スケート連盟に殺到することとなった。 3月17日、日本スケート連盟はいかなる抗議もいまだ受けていないと表明した。また、伊東秀仁フィギュア委員長は2009年2月の四大陸選手権で現地入りしていたが、そこでも抗議はなかったとし、「スケート選手は真剣に練習をしており、決して意図的に他人の妨害をすることはない。6人の選手が練習しているのでウォーミングアップでぶつかりそうになることは"普通"のことである」とも述べている。 3月19日、日本スケート連盟はヨナへの直接の事情聴取も含めた事実関係の調査と解明を求める文書を韓国スケート連盟に送った。さらに理事会では国際スケート連盟に報告することも決定した。吉岡伸彦強化部長は「日本選手の名誉にかかわる。韓国連盟にはキム選手への事情聴取も含め世界選手権前に、事実を明らかにしてほしい」と述べた。同日、日本スケート連盟は公式ホームページで意図的に妨害行為をした事実はないとする声明文を出すにいたった。 3月20日、韓国スケート連盟のイ・チサン事務局長は日本側の要請に対し「敏感な事案だ。キム・ヨナ選手はインタビューで特定の国名に言及していない。世界選手権の期間中に日本側の関係者に会い、説明する方針」と述べた。「21日に米ロサンゼルスに行き、キム選手に会って事実を確認する」とも述べた。 韓国スケート連盟は3月23日までに日本スケート連盟へ文書で「特定の国や選手を名指ししたのではなく、一般的に選手が遭遇する状況を共有しようとした」、「スペースが限られたリンクでウォーミングアップをする時、周囲の選手によく気を付けた方がいいという一般的な状態をキム・ヨナが言おうとしただけ」、「われわれはこのような誤解が再び起きないことを望む」などと回答した。
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