日本国外への譲渡機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 01:23 UTC 版)
「国鉄DD51形ディーゼル機関車」の記事における「日本国外への譲渡機」の解説
廃車となったDD51形のうち、数両が日本国外に譲渡されている。 ミャンマー 2004年(平成16年)にJR貨物からミャンマー国鉄へ譲渡されている。改軌と車両限界の関係から運転台の高さが縮小されている。 以下の車両はミャンマーで運用を開始している車両である。DD51 823 DD51 797 2016年(平成28年)にJR北海道からミャンマー国鉄に元北斗星牽引機のDD51形が譲渡される予定。現在、陣屋町駅にて留置されている。 タイ・マレーシア JR西日本で廃車後にベトナムへ譲渡される予定が流れ、その後秋田新幹線改軌工事で使用された保守用車両「ビックワンダー」とともにタイ中南部で路線重軌条化工事に使用された。タイでの工事の後、マレーシアでも重軌条化工事が行なわれることから一部が移動している。DD51 1101 DD51 1106 DD51 1032 DD51 1132 室蘭にミャンマー向けとされ、2016年(平成28年)から放置されていたDD51形のうち、DD51 1137・1142の2両がタイ国鉄の複線化工事のためにタイの工事会社に引き取られた。2018年(平成30年)9月にタイへ渡るために改軌、手すりを車両限界まで合わせる改造、塗装などを経て2020年(令和2年)からの本格稼働に備えている。ただ購入の際に日本から誰も技術指導者が来なかったために、それを憂慮した日本の鉄道ファン有志がクラウドファンティングを活用して技術者派遣プロジェクトを企画し、2019年(令和元年)10月31日にプロジェクトが成立した。
※この「日本国外への譲渡機」の解説は、「国鉄DD51形ディーゼル機関車」の解説の一部です。
「日本国外への譲渡機」を含む「国鉄DD51形ディーゼル機関車」の記事については、「国鉄DD51形ディーゼル機関車」の概要を参照ください。
- 日本国外への譲渡機のページへのリンク