日本セメント専用線
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日本セメント専用線(にほんセメントせんようせん)は、日本各地に存在した日本セメント(現・太平洋セメント)の工場・設備などと駅を結ぶ専用鉄道である。
- かつて上磯工場および峩朗鉱業所とJR北海道江差線上磯駅を結んでいた専用線。 → 日本セメント上磯鉄道
- かつて埼玉工場と東武鉄道越生線西大家駅を結んでいた専用線。 → 西大家駅#日本セメント専用線
- かつて秩父鉱業東松山採掘場と東武鉄道東上本線高坂駅を結んでいた専用線。→ 日本セメント東松山専用鉄道
- かつて採石所(駅西側)と国鉄日豊本線苅田駅を結んでいた専用線。 → 苅田駅#セメント会社専用線
- かつて香春工場とJR九州田川線(現・平成筑豊鉄道田川線)勾金駅および国鉄日田彦山線香春駅を結んでいた専用線。勾金駅からの専用線は旧・国鉄田川線貨物支線(夏吉線)を転用していた。 → 勾金駅#日本セメント専用線、香春駅#日本セメント専用線
日本セメント専用線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 07:24 UTC 版)
香春駅では、開業時から国鉄分割民営化前の1986年(昭和61年)まで貨物営業を行っていた。また、駅には日本セメント(現・太平洋セメント)の専用線が接続していた。 1935年(昭和10年)6月、駅の西に浅野セメント(後の日本セメント)の香春工場が建設され、操業を開始した。専用線の敷設時期は不明だが、1951年(昭和26年)8月に、バラ積みセメントの専用貨車を用いたセメント輸送が日本セメント門司工場(葛葉駅隣接)との間で開始された。さらに、1955年(昭和30年)11月には東小倉駅との間でもセメント輸送が開始された。専用線では、D51形蒸気機関車やDD51形ディーゼル機関車が乗り入れてホキ3500形貨車などの貨車を牽引していた。 駅の貨物取扱量は1979年(昭和54年)をピークに徐々に減少。1986年10月3日限りで日本セメント専用線からの貨物輸送は廃止された。なお、香春工場は2004年(平成16年)に閉鎖されている。
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