日本のツバキ類とは? わかりやすく解説

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日本のツバキ類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 16:06 UTC 版)

ツバキ属」の記事における「日本のツバキ類」の解説

ヤブツバキ 原種分布南西諸島から青森県夏泊半島まで分布している。これはツバキ属自生地北限である。西日本にはほぼ全域分布しているが、東日本では温暖な地域自生している。 ユキツバキ雪椿上記ヤブツバキとは別種、またはヤブツバキ豪雪地帯適応変種、あるいは亜種という見解があり、ヤブツバキ比べしなやか花弁水平に開く、等の特徴がある。花の変異多く八重咲き品種改良大きく貢献した。別名サルイワツバキ。ヤブツバキとの交雑系統を「ユキバタツバキ」と呼ぶ。 ワビスケ侘助中国産種に由来する推測される太郎冠者たろうかじゃ)」という品種から派生したもの。「太郎冠者」(およびワビスケ複数品種)では子房に毛があり、これは中国産種から受け継いだ形質推測される一般ツバキ比べて花は小型で、猪口咲きになるものが多い。退化変形して花粉生ぜず、また結実しにくい。なおヤブツバキ系統にも退化変形して花粉付けないものがあるが、これらは侘(わびしん)ツバキとしてワビスケとは区別される花色紅色〜濃桃色〜淡桃色(およびそれらにウイルス性の白斑入ったもの)が主であり、ほかの日本ツバキには見られないやや紫がかった色調呈するものも多い。少数ながら白花絞り、紅地に白覆輪品種(湊晨侘助)などもある。 名前の由来としては諸説あり、豊臣秀吉朝鮮出兵の折、持ち帰ってきた人物の名であるとした説。茶人千利休下僕で、この花育てた人の名とする説。「侘数奇わびすき)」に由来するという説。茶人笠原侘助好んだことに由来する説などがある。

※この「日本のツバキ類」の解説は、「ツバキ属」の解説の一部です。
「日本のツバキ類」を含む「ツバキ属」の記事については、「ツバキ属」の概要を参照ください。

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