日本における原子力工学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 04:18 UTC 版)
「原子力工学」の記事における「日本における原子力工学」の解説
日本では第二次世界大戦後、原子力の平和利用の推進に伴い、それまでの電気工学・機械工学・材料工学・化学工学などをベースに原子力工学が独自の発展を遂げた。 1950年代後半にシカゴ大学のアルゴンヌ国立研究所留学から帰国した鳥飼欣一ら研究者によって、1956年(昭和31年)に茨城県東海村の日本原子力研究所で、原子力の平和利用に関する研究と原子炉の製造が始まった。 1959年には、日本における原子力工学分野の研究成果発表の場として最大規模である日本原子力学会が設立された。 近年は原子力の産業利用停滞に伴い志望する学生が減少して東京大学は「システム量子工学科」、京都大学は「物理工学科」、東海大学は「エネルギー工学科」、などと改組や改称されたが、東京都市大学は「原子力安全工学科」を新設した。
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