日本における即興舞踊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/18 19:44 UTC 版)
能は元来はすべて即興で演じられるものであり、舞は囃子とともに創出されてきた経緯がある。世阿弥の時代には型は重視されていなかったといわれている。歌舞伎においても、流派によっては日本舞踊においても即興感覚は創造性ある舞台に必要とされる。近年では前衛舞踊家土方巽を中心としたいわゆる舞踏において、即興は重要な技法のひとつとされ、即興をスタイルとする代表的な舞踏家に大野一雄、笠井叡、田中泯、岩名雅記らがいる。現代ではコンテンポラリーを含む独自の技法で踊る現代舞踊手たちによって即興舞踊の公演が増えている。その場合、楽曲を流して背景音とすることの多い舞踏と違って即興演奏家と共演することも多い。また背景曲なしの無音で即興に踊る舞踏家やダンサーもいる。
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