日本における単相交流配電方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 23:57 UTC 版)
「単相交流」の記事における「日本における単相交流配電方式」の解説
日本においては、単相交流における電力供給はほぼ低圧配電系統に限られる。高圧配電系統から単相柱上変圧器等で電圧を下げたのち、2本または3本の電線を用いて屋内配線に供給している。 単相2線式 - 単相交流線2本を使う。うち1本は接地線となる。出力電圧は100V。 単相3線式 - 変圧器の低圧側中性点と両外側の出力を使う。中性点は接地し中性線とする。両外側出力電圧は200V、中性線と片側出力間で100Vとなる。 単相3線式は、対地電圧は単相2線式と同じであるが倍の電圧が得られ、かつ、電圧降下や電力損失を低減できるので、第2次世界大戦後に急速に普及している。 単相2線式 一般的な家庭用100Vコンセント(JIS C 8303 2極コンセント 15A 125V)平行型 単相3線式 200Vエアコン設置箇所等に用いられるコンセント(JIS C 8303 2極接地極付コンセント 20A 250V)エルバー型 1本の電線。電車はレールが戻り線となる。
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