日本での軍事時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 00:43 UTC 版)
軍事時間は日本でも大日本帝国陸軍・大日本帝国海軍の発足とともに採用された。一方で、鉄道省では当初、採用されなかった。この為、第二次世界大戦以前の日本の鉄道時刻表は、午後の部分を太字表記して午前と区分していた。 読み方としては漢数字の訓読みを使う。記述に漢数字を使うことも多い。 例えば「11:58」は「ヒト ヒト ゴー ハチ」となる。 ゼロは「零」ではなく「〇」が使われる。「マル」と読む。例えば「18:30」は「ヒト ハチ サン マル」となる。 常に4桁を読み上げる。例えば「7:13」は先頭を「0」として「マル ナナ ヒト サン」となる。 「2」については、陸軍は「ニー」、海軍は「フタ」を使った。例えば「12:32」は陸軍式だと「ヒト ニー サン ニー」となり、海軍式だと「ヒト フタ サン フタ」となる。大東亜戦争敗戦後において軍は解体されたが、海軍は海上掃海隊の一部が解散されず保安庁警備隊に引き継がれたこともあって、現在の自衛隊では海上自衛隊のみならず陸上自衛隊・航空自衛隊においても旧海軍式が使われている。 一方、鉄道でも日本国有鉄道の発足とともに24時制が導入された。
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