日本でのガーダシル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 08:51 UTC 版)
国内ではMerck & Co.の日本法人であるMSD株式会社 (MSD K.K.) が輸入・販売を手がけている。承認された販売名は「ガーダシル水性懸濁筋注シリンジ」(一般名=組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン〈酵母由来〉)。0.5 mLのワクチンが充填されたシリンジで供給される(注射針は添付されていない)。 日本では、2013年までの接種数全体の約20%である。日本での定期接種は、子宮頸癌予防の目的で女性にのみ認可されているが、ガーダシル・サーバリックスともに、接種後の複合性局所疼痛症候群(CRPS)を疑われる痛みの症状が問題視され、2013年6月14日、厚生労働省は両HPVワクチンの、積極的な接種勧奨を一時差し控えるよう、地方公共団体向けに勧告した。なお希望者には従来どおりの接種が可能で、定期接種の対象者は無償(公費負担)である。ただし後述の9価ワクチンシルガード9については、2021年2月現在定期接種の対象外であるため、自費接種となる。 予防接種の是非について議論は、ヒトパピローマウイルスワクチンを参照。
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