日暮里駅構内乗客転落事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:16 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「日暮里駅構内乗客転落事故」の解説
1952年(昭和27年)6月18日 7時45分 国鉄日暮里駅構内の南跨線橋の10番線に面した羽目板が利用客の重量に耐え切れなくなり破損、数十人が7 m下の線路に転落した。折りしも通りかかった京浜東北線浦和行き電車にはねられ8名が死亡、5名が重軽傷を負った。 事故原因は跨線橋(1928年建設)が老朽化していて、さらに破損箇所は将来延長する予定だったため補強がされていなかったこともあるが、当日の未明に上野駅構内で信号所火災が発生して、東北本線の上り列車が日暮里に臨時停車していたことに加え、並行する京浜東北線でも6時56分に車軸が破損するトラブルがあって一時運行を中止していたため、平常以上の乗客で混雑したためでもある。上野方に急カーブがあり見通しが利かず運転士による発見が遅れたことが被害を拡大した。 事故現場写真 事故現場図解現在とは大きく異なり、京成線ホームが多層化しておらず、京浜東北線・山手線が分離されず東北本線にもホームが存在した。
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