日刊建設版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 14:34 UTC 版)
建設業者、資材業者が主な購読者。通常16頁建て。 紙面は道内官公庁から日々発注される公共工事の入札メンバー、落札金額、工事情報を細大漏らさず掲載。発注官公庁別の受注実績ランキングなど、データものを得意分野とし、紙面スペースの大半がこれら業者名、金額、工事名で埋まっている。記事ものとしては、業界人をピックアップした「横顔」欄、土木工事を中心とした大型物件計画のニュース、受注業者の製品情報などがある。このうち、入札メンバーの掲載は、広く事実を世間に周知するという役割を果たしている一方、指名された業者が活用することにより「談合の温床になりかねない」との声も一部にある。 コラムは無く、社説は元旦号のみ掲載。写真の扱いが小さく、見出し、編集方法は旧時代的となっている。「事実を事実のまま報道する」をモットーにしており、淡白な記事が多く、連載や特集など読みもの記事は少ない。原稿到着次第の編集により、記事が頁を跨ってあちこちに分散、作り手本位の割付けといえる。 2000年ころまでは北海道開発局や北海道庁などの官公庁の発注部署では多く購読されていたが、購読部数の改定が行われ激減した。月額32400円の購読料は、国内日刊紙で最も高額。ライバル紙である北海道建設新聞には購読部数などで大きく差をつけられてしまっている。
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