既知の天体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 09:14 UTC 版)
セドノイド及びセドノイドの候補番号名前直径(km)近日点 (AU)軌道長半径 (AU)遠日点 (AU)太陽からの距離 (AU)近点引数 (°)発見年 (precovered)90377 セドナ 995 ± 80 76.06 506 936 85.1 311.38 2003 (1990) 2012 VP113 600 80.50 261.00 441.49 83.65 293.78 2012 (2011) V774104 500-1000 km ??? ??? ??? 103 ~103 ??? 2015 (--) 2015 TG387 200-600 km 64.94 1094 2123 77.69 118.17 2015 (--) 3つの既知のセドノイド天体は、他のより極端な分離天体全てと同様、0° (338°±38°)に近い近点引数を持っている。 これは観測バイアスに起因するものではなく、予想外のものである。なぜなら、木星型惑星との相互作用は、近日点引数(ω)をランダム化し、セドナの歳差運動期間は4000万年から6.5億年、セドナでは15億年になるはずだからである。このことは、太陽系外側に1つかそれ以上の未発見の大質量の摂動源があることを示唆する。250AU離れたスーパーアースは、数十年のうちにこれらの天体をω = 0°±60°の範囲に釣り合わせる。 このような距離の低アルベドのスーパーアースの視等級は、現在の掃天観測の検出限界以下である。この仮想的なスーパーアースは「プラネットナイン」と呼ばれる。より大きくより遠くにある摂動源だとしても暗すぎて検出できない。 軌道長半径150AU以遠、近日点が海王星以遠、近日点引数が340°±55°、w:Observation arcが1年以上の天体は、27個が知られている。 2015年11月10日、V774104が3つ目のセドノイドの候補として公表されたが、Observation arcはわずか2週間と非常に短く、近日点が海王星の影響の外にあるかどうかは分からなかった。 2018年10月1日、2015 TG387の軌道長半径が1094AUであることが発表された。遠日点は2123AUで、セドナよりもずっと遠くにある。 セドノイドは1つのグループを構成していると考えられるが、異質な起源を持つ。(474640) 2004 VN112、2013 RF98、2012 VP113、2002 GB32及び2003 HB57のスペクトル傾斜は、セドナのものとは異なる。
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