施設事情(主にアーティスト側の視点から)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:07 UTC 版)
「ザ・シンフォニーホール」の記事における「施設事情(主にアーティスト側の視点から)」の解説
前述の通り音響面を優先して座席数は1704席に抑えられている他、舞台上に大道具・小道具類を揃えたりする必要のあるバレエやオペラの公演は仕様上不可能となっている。ただし、大道具・小道具類を伴わない演奏会形式によるオペラ作品の上演は可能である。 このため、国内外の著名な歌劇団やバレエ団が大阪において人員や衣装類、大・小道具類なども伴って公演(引っ越し公演)を行う際には、大阪市中心部に所在するフェスティバルホールを選択している。フェスティバルホールが建て替え中の2009年から2013年4月初頭までは、隣県の兵庫県立芸術文化センターなどを使用していた。 このフェスティバルホールはまた、本施設と比べて収容能力が大きい一方で、残響時間こそ本施設と比べて若干短いものの特性的に高く評価されていたこともあって、前述の歌劇団・バレエ団のみならず、世界的にも著名なクラシック音楽系統アーティスト個人あるいは団体の中には、大阪における来日公演の会場として、本施設ではなくフェスティバルホールを選択するものも存在する(例えばウィーン・フィルなど)。 加えて、同じく大阪市内には、本施設より一回り小さいものの、同じくクラシック音楽系コンサートに特化した造りが為されているいずみホールが存在する他、最近では関西圏内においても、京都市内に京都コンサートホール、兵庫県西宮市に兵庫県立芸術文化センターといった当ホールと同様にクラシック音楽系統コンサートに本格対応した文化施設が誕生してきている。 ことに京都コンサートホールや兵庫県立芸術文化センターに関しては収容能力において本施設を上回っていることなどから、関西圏における来日公演の会場として本施設ではなく先述の京都と兵庫の両施設のうちの何れかを使用する海外アーティスト(個人あるいは団体)も現れてきている。
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