新規投資
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 18:45 UTC 版)
民主化した理事会による運営になったSEMAPAであったが、旧組織から引き継いだ巨額の負債を抱えていた。このため都市の拡張に合わせた新規水道の敷設を行うにしても、漏水を減らすための既存施設の更新を行うにしても、国際金融機関からの借入が必要であった。 民営化に反する選択を行ったSEMAPAに国際金融機関が融資することは難しいと考えられていたが、2003年に米州開発銀行(BID)が融資を決定した。第一期融資には380万米ドルが用意されることになったが、融資条件は厳しかった。まず使途は職員の能力開発、漏水対策、経営改革に限定された。また経営改革に関する融資の40%は、米州開発銀行が選定したコンサルタント企業が実施する能力開発プログラムへの支払いに充てることが制約として加えられた。第二期融資として南地区への水道拡張のために1,300万米ドルの融資する予定であるが、第一期融資の事業が完了しない限り融資が実行されないとする条件が付与された。
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