ヤマハとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 23:43 UTC 版)
コルグは1980年代半ばの経営難の際、ヤマハの資本参加により救われている。2006年3月31日現在、コルグはヤマハの関連会社であり、持分法適用会社となっている。コルグにおけるヤマハの議決権は29.2%。コルグの取締役としてヤマハから一名を出している。 ヤマハからは部品を購入するという取引関係がある。製品に対するヤマハの影響は、以下のようなものがあげられる。 ヤマハ製FM音源チップの採用(1980年代に発表したDS-8、707)。- このときがもっとも経営の苦しいときであり、ヤマハ既存技術の活用で新規投資を最小限にし危機を切り抜けた。この後、ワークステーションM1の成功によりコルグは立ち直るきっかけをつかんでいる。 ヤマハ提唱のMIDI音源規格、XGに対応した音源モジュール製品。NX5Rなど。 TRITON-Rackが、ヤマハが規格提唱したmLANに対応。 物理モデル音源を採用した機種を90年代に数機種発売。 ヤマハが1987年にシーケンシャル・サーキット社を買収後、プロフェットVSで用いられたベクトル・シンセシス音源の技術はコルグに移され、WAVESTATIONシリーズへ。 ヤマハが開発しDX7に採用したFS鍵盤というセミウェイト鍵盤をワークステーションM1にも採用した。 コルグ製チューナー及びメトロノームをヤマハミュージックジャパンにOEM供給。
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