ヤマハエンジン論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 04:56 UTC 版)
「2020年のMotoGP」の記事における「ヤマハエンジン論争」の解説
ヤマハはエンジンの技術的変更に関して、モーターサイクルスポーツ製造者協会(MSMA)の全会一致の承認を得る必要があるプロトコルを無視したとして罰則が科された。 カタールグランプリの時点で認証を得たエンジンとスペインGP・スティリアGP(モルビデリ機のみ)で使用したエンジンが、認証を受けたものとは異なるエンジンバルブを使用していた。 当初ヤマハはバレンティーノ・ロッシ、フランコ・モルビデリがエンジントラブルによってリタイアしたことを受け、安全上の理由からエンジンの開封許可をMSMAへ申請していたが、自説の正当性を裏付ける技術的資料を提出しなかったため開封許可の申請を撤回していた。非準拠エンジンを使用して獲得したコンストラクター部門の50ポイント、チーム部門のファクトリー・サテライトそれぞれ20ポイント・37ポイントを剥奪した。なおライダー部門のポイントに対してはペナルティは適用されなかった。 その後ヤマハはFIMの制裁を受け入れるとして、決定に対して上訴しない公式声明を発表した。
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