新栃木駅・下今市駅・新藤原駅発着列車
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「会津鉄道会津線」の記事における「新栃木駅・下今市駅・新藤原駅発着列車」の解説
2017年4月21日のダイヤ改正以降は、東武鉄道・野岩鉄道から会津高原尾瀬口駅を介し当線に直通する普通列車は、東武鬼怒川線下今市駅または野岩鉄道会津鬼怒川線新藤原駅を発着するものとなった。かつては多く設定されていた、東武日光線新栃木方面との普通列車の直通運転は、新栃木駅始発の会津田島行き普通列車1本のみとなっていたが、2020年6月の改正で消滅した。 2017年4月21日のダイヤ改正より前は、東武鉄道伊勢崎線浅草駅を発着する東武日光線快速・区間快速列車の半数程度は、東武鬼怒川線・野岩鉄道会津鬼怒川線を経て会津田島駅まで直通運転を行っていた。東武鬼怒川線・野岩鉄道会津鬼怒川線・会津線内では普通列車として運行され、これらの各線内では各駅に停車していた。浅草駅 - 会津田島駅間直通列車の所要時間は快速で約3時間30分、区間快速で約4時間強、走行距離にして190.7 kmであり、JR線以外の列車としては最長運転時間列車で、最長距離走行の特別料金不要列車であった。このほか、東武日光線新栃木駅・東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅・野岩鉄道会津鬼怒川線新藤原駅を発着し会津田島駅まで直通する普通列車もわずかではあるが設定されていた。かつては上り1本のみ会津田島発浅草行きの区間急行が設定されていた。 電車と気動車(内燃動車)では運転免許(動力車操縦者運転免許)の種類が異なるため、従前は直通電車運行のため会津鉄道の運転士(甲種内燃車免許取得者)の一部に甲種電気車免許を取得させていたが、乗務ダイヤ作成上の不都合が生じる等の理由により、電車の運転を運転士全員が甲種電気車免許を取得している野岩鉄道へ委託することとなり、2003年3月19日より電車による野岩鉄道会津鬼怒川線・東武鉄道直通列車については野岩鉄道の運転士・車掌が会津田島駅まで通し乗務をしている。逆に、同様の理由から、鬼怒川温泉駅・東武日光駅へ直通する会津鉄道の気動車列車の運転業務は、甲種内燃車免許を有する運転士がいない野岩・東武からの委託を受け、会津鉄道の運転士・車掌が鬼怒川温泉駅・東武日光駅まで通し乗務する。 2022年3月12日のダイヤ改正をもってこれらの列車はすべて廃止となり、自社所有分を含めた6050系の会津線内運行を終了した。代替として、会津田島 - 会津高原尾瀬口間に気動車による普通列車を増発した。
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