新幹線・優等列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 09:41 UTC 版)
臨時列車も含めた全列車の中で、移動距離が最も長い列車は新幹線の、東京 - 博多間を走る「のぞみ」号の1,174.9 kmが最長である。新幹線を除いた在来線では、東京 - 出雲市間を走る寝台特急「サンライズ出雲」の953.6 km、昼行では博多 - 宮崎空港間を走る特急「にちりんシーガイア」の413.1 kmが最長である。在来線では、かつて特急「白鳥」(大阪 - 青森)や寝台特急「富士」(東京 - 西鹿児島〈日豊本線経由〉、後年は南宮崎・大分止まり)、寝台特急「北斗星」(上野 - 札幌)、急行「高千穂」(東京 - 西鹿児島(日豊本線経由))など、運転距離1,000 kmを越える列車が存在していた。しかし、新幹線の延伸開業、航空機や夜行バスとの競合による夜行列車の需要減などにより、ほとんどが廃止された。夜行列車の場合、有効時間とされる時間が深夜帯となることから、その性格上、長距離を走るものが多い。過去には、運転区間が短距離のため発着時間が不便になってしまい、廃止となった夜行列車もあった。また、かつては長距離の普通・快速列車にも寝台車が連結されるものがあったが、1985年までに全廃された。ただ2010年台になると、「ななつ星 in 九州」を皮切りに「TRAIN SUITE 四季島」や「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」といった長距離運行で時間をかけて各地を巡るクルーズトレインが運行を開始した。
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