新宮神社地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 15:28 UTC 版)
詳細は「新宮神社遺跡」を参照 新宮神社地区(しんぐうじんじゃちく、新宮神社遺跡の一部)は、甲賀市信楽町黄瀬にある遺跡(北緯34度55分39.01秒 東経136度4分57.35秒 / 北緯34.9275028度 東経136.0825972度 / 34.9275028; 136.0825972 (新宮神社地区))。宮町地区と内裏野地区の中間に位置する。遺構は道路跡を主とし、2000年(平成12年)の調査で検出されている。 道路は幅12メートル、幅18メートルの2本が認められており、側溝を有する。内裏野地区の寺院中軸線上に重なり、同様の遺構は内裏野丘陵上の東山遺跡でも検出されているほか、新名神高速道路の北側では道路跡と見られる切り通し状の地形が認められる。また川(幅約5メートル)に架けられた橋の橋脚が検出されており、橋脚材のヒノキ丸太は年輪年代法により744年の伐採と認められる。これらより、宮町地区と内裏野地区を結ぶ朱雀路と推定される遺跡になる。なお、道路東側では官衙建物と見られる掘立柱建物とともに土器・転用硯・墨書土器が出土しているほか、川からは天平16年(744年)の荷札木簡の出土も認められている。 遺跡域は2010年(平成22年)に国の史跡に追加指定され、2015年(平成27年)に一部が追加指定されている。現在、遺構は地下保存される。
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