内裏野地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 15:28 UTC 版)
詳細は「紫香楽宮跡内裏野地区」を参照 内裏野地区(だいりのちく、内裏野遺跡/内裏野廃寺跡)は、甲賀市信楽町黄瀬(きのせ)・牧にある遺跡(北緯34度55分5.82秒 東経136度4分57.84秒 / 北緯34.9182833度 東経136.0827333度 / 34.9182833; 136.0827333 (内裏野地区))。盆地南半の丘陵上に位置する。遺構はかつては宮殿跡とされたが、現在は寺院跡とされる。 主要伽藍として中門・金堂・講堂・僧坊が南から一直線に配され、その東側に塔院が配される東大寺式伽藍配置である。その他にも経楼・鐘楼・小子坊・食堂などの多くの遺構が認められている。文献上では、紫香楽宮と並行して総国分寺として造営が計画された甲賀寺(甲可寺)の存在が知られ、その甲賀寺跡、または甲賀寺を転用した近江国分寺跡とする説が挙げられている。 遺跡域は1926年(大正15年)に「紫香楽宮跡」の名称で国の史跡に指定されている。現在も地表面ではほとんどの礎石を露出して遺存する。
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