新ハンザ同盟
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1980年にオランダのズヴォレで「新」ハンザ同盟が結成され、311年ぶりにハンザ会議が開催された。この同盟は、ハンザ同盟本来の目的である加盟都市の貿易推進の他に、文化交流・観光誘致も目的とする、現代風の呑気なものとなった。加盟都市はかつてのハンザ同盟の加盟都市が原則であるが、ハンザ同盟の商館を設置した都市であれば新規加盟も可能とした。折りしも東西冷戦が終結しバルト海の東西を分かっていた政治的障壁が消滅したため、加盟都市は増え現在では175都市を数えている。ハンザ会議は毎年開催されるが、開催地は加盟都市の持ち回りとなっている。会議とはいっても、実際は文化フォーラムのごときもので、会議期間中は中世をしのぶ文化展示や催し物・パレードが行われ、町はお祭りとなる。 21世紀に入り、欧州連合(EU)における独仏の台頭、南北経済格差、イギリスの離脱といった問題が浮き彫りになった。こうした問題にヨーロッパ北部の中小国家が共同で対応するため、新ハンザ同盟はオランダを中心に外交面でも存在感を持つようになっている。2018年時点の参加国はオランダとアイルランド、北欧のうち3カ国(デンマーク、スウェーデン、フィンランド)とバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)である。
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新ハンザ同盟
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「ハム (ヴェストファーレン)」の記事における「新ハンザ同盟」の解説
ハムは新ハンザ同盟(ドイツ語版)に加盟している。これは国境を越えた都市の生活・文化団体として設立された。その目的は交易の奨励のほかに、観光振興も含まれている。これは中世の古いハンザ同盟の伝統に基づき結成された。ハムは、2008年にヴェストファーレン・ハンザ会議を主催した。
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