新しい消費財としての「パソコン」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 06:59 UTC 版)
「1984 (広告)」の記事における「新しい消費財としての「パソコン」」の解説
1980年代には、最初のいわゆるパーソナルコンピュータが登場し、コンピュータの民主化が始まった。しかし、1981年に発売されたIBM PCと1983年に発売されたApple Lisaには大きな欠点があり、前者は25,000米ドル、後者は10,000ドルと比較的高額であったため、ほとんどの用途がビジネスに限られていた。この問題に対するIBMの対応は1983年のIBM PCjrの登場であり、Apple Computer側は1984年のMacintoshの登場だった。 当時、アメリカ人がコンピュータやサイエンス・フィクションといえば、スタンリー・キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』に登場する人工知能を搭載した強力なHAL 9000のイメージを思い浮かべる人が多かった。そのため、コンピュータは比較的悪いイメージに悩まされ、企業は単純で無害なものに見せなければならなかった。このため、IBMは最初のPCを宣伝するために人気のある人物を選ぶという逆の方向に進んだ。チャーリー・チャップリンでIBM PCとその後継機のキャンペーンで大成功を収めた。
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