救助活動後のカプセル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 13:55 UTC 版)
「フェニックスカプセル」の記事における「救助活動後のカプセル」の解説
救出後、フェニックス2の所有権を巡り、チリ政府、ASMAR社、コピアポ市の間で争いが生じた。政府は、カプセルを国内で巡回展示すると公表し、その後首都サンティアゴの憲法広場 (en) で展示を始めている。 「フェニックス1」は上海万博で展示された。現在、カプセルのうちの1つはアメリカ・ワシントンD.C.の国立アメリカ歴史博物館において「あらゆる可能性に向かって~チリ鉱山での救出」と題して2011年5月から特別展示されている。 オークションの専門家は、フェニックス2の値段は最大で100万USドルになるだろうと見積もった。イギリス・グロスターシャーの古参のオークション鑑定士ドミニク・ウィンターは、「カプセルは21世紀の象徴であるとともに、不運に対する希望と人間の精神の勝利、自然に対する国を超えたチームワークと技術、33人の鉱山作業員とその家族の無数の物語等、多くのことの象徴である。カプセルは今後何十年もの間、全世界の人にとって、どのような文化や科学の博物館で展示されても旅行者にとって大いに魅力あるものになると認識されるであろうし、それが最も理にかなう姿である」と述べている。
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