政策・議論
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第1回の会合は2013年6月30日にザ・キャピトルホテル東急で開催され、多様な議論が展開された。日本国憲法改正については、村上正邦が「9条は改正すべきだが、96条改正は駄目だ」と発言するなど、国会発議要件を緩和する目的で第96条のみを先行改正することに反対する意見が相次ぎ、「96条改正という手続き論でごまかすのはおかしい。本質について議論すべきだ」との考えで一致した。安倍政権が推進する経済政策については、安倍晋三らが提唱するアベノミクスに対して、懐疑的な論調が強い。また、小選挙区比例代表並立制については、批判的な意見が出されている。政治思想が異なる政治家同士の議論の場であるため、ときに激しい議論が交わされることもある。政策に隔たりがある石原愼太郎と野中廣務との間に不穏な空気が流れるなど緊迫した局面もあったが、亀井は意に介さず「ここで殴り合いが始まればいい。現役もそれぐらい危機感を持てばいい」と主張するなど、自由闊達な意見交換を促していた。会合においては、村上によって「老驥櫪に伏すとも、志千里に在り」との思いから「日本の政治を心配する」とする宣言文が発表された。 2013年12月13日、円卓会議のメンバーである石原愼太郎・亀井靜香・野中廣務・村上正邦・村山富市・矢野絢也のほか、武村正義・深谷隆司・松永光・山﨑拓を加えた10名で会合を開き、亀井が安倍政権が成立させた特定秘密保護法案について国会審議が拙速だったとして法律を慎重に運用するよう安倍晋三に求める声明を出す。特定秘密保護法案に賛成の立場だった石原もこの会合に出席した。
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