スキル及びリテラシーとの分別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 15:05 UTC 版)
「DeSeCo」の記事における「スキル及びリテラシーとの分別」の解説
スキルとは、身につけた基礎的な能力を指すことが多く、それは抽象的な規則やアルゴリズムへと分解できるもの、経験によって十分に自動化されたものなど、スキルを獲得することは複雑な原動力へ適応できる可能性が発生することとなる理論とした。それに対してコンピテンスは、複雑な行為のシステムを指し、認知的スキル、態度、他の非認知的要素を包含し、構成要素を分離することはできないものとした。 リテラシーは、元来、社会で最小限の機能として必要とされる読み書きが出来るか出来ないか、といった能力レベルを分ける二分法であった。1990年代に、国際成人リテラシー調査(IALS)に基づくOECD加盟国の政策議論ではリテラシーの新しい概念が提唱された。その内容は、リテラシーの低い人々が目標を達成し、潜在的な知識を発達させていく、またはそれが継続されている(生涯学習)、それらの概念に関する評価法を確立しようとするものであった。リテラシー概念の枠組は、個人的な目標を達成し、社会への適切な参加をしているかという評価を目指していると位置づけられた。国際調査の枠組みでは、適用変化したリテラシーとコンピテンスの概念を置き換えることで利点も見出している。DeSeCoの研究成果は、PISAにおける教科領域の横断的なリテラシー評価に反映している。
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