打ち上げからランデブーまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 21:35 UTC 版)
「シグナス CRS Orb-1」の記事における「打ち上げからランデブーまで」の解説
Orb-1の打ち上げは2013年11月に予定されていたが、一連の遅延で12月20日(UTC)に遅れた。アンタレス打ち上げ機は12月17日にワロップス水平統合施設(HIF)からロールアウトされ、第0A発射台で立ち上げられた。その日、宇宙ステーションで故障した冷却システムの修繕のための宇宙飛行の必要性から、NASAはオービタル社にアンタレスロケットを一度戻すことを指示した。アンタレスはHIFに戻され、時間的制約のある搭載物が取り除かれた。打ち上げ日は2014年1月13日に予定されたが、ワロップスでのスケジュール競合が解決されたため1月7日に前倒しされた。発射場の気温が非常に慣例であったことから、打ち上げはさらに1日延期された。 NASAのワロップスとオービタル・サイエンシズは2014年1月8日に打ち上げを試みると発表したが、これは「かなりの余裕を持ってミッションに課せられた苛酷な放射線環境に影響を受けないようなロケットの電気系の制約を超える異常に高いレベルの宇宙放射線」ために中止された。オービタル社は後にこれを修正し、より広範な放射線環境の再調査をはじめ、これによってアンタレスロケットの「許容範囲内」であることが確認された、打ち上げは1月9日に行われることとなった。 Orb-1は2014年1月9日18時7分5秒(UTC)に中部大西洋地域宇宙基地第0A発射台から打ち上げられた。軌道への到達後すぐにソーラーアレイが展開された。3日後の1月12日にシグナス宇宙船はISSに到着した。 打ち上げはサウスカロライナから、マサチューセッツ、ウェストバージニア西部まで見えると予想された。オービタル・サイエンシズはワロップスから打ち上げられた前の機体の時と同様に、合衆国東岸でロケットの水平線上での最大標高やさまざまな観測場所での打ち上げ後最初に見える時間を示す地図などの視聴情報を公表した。
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