打ち上げからドッキングまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 08:23 UTC 版)
「プログレスM1-5」の記事における「打ち上げからドッキングまで」の解説
プログレスM1-5はカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からソユーズ-Uロケットで打ち上げられた。もともと2001年1月16日の打ち上げが計画されていたが、1月の初週に1月18日へと改められた。1月16日の2時丁度(GMT)にロケットはサイト2の組立試験施設から出発し発射台に展開され、その後展開の開始後2時間以内でガガーリン発射台で立ち上げられた。打ち上げは1月18日6時56分26秒に設定された。 1月18日、打ち上げの5時間半前、ソユーズ-Uロケットの燃料注入開始予定の直前に発生したミール搭載コンピューターの問題が発生した。打ち上げ準備は中止、停止され、打ち上げは4、5日遅れることが予想された。1月19日、コンピューターとそれにまつわる問題で停止していたジャイロスコープの再稼動操作の時間を与えるため、打ち上げは1月24日に再設定された。 打ち上げの準備は1月22日に再開し、打ち上げは1月24日4時28分42秒に成功した。打ち上げ後、M1-5は3日間をかけてミール近傍に到達し、1月27日5時33分31秒(GMT)にクバント1の後方ポートにドッキングした。M1-5の到着前、ドッキングポートはプログレスM-43が利用していたが、M-43は1月25日5時19分49秒にミールから離脱し、その後M1-5がミールとドッキングするまで軌道上に残っていた。もともとM-43は行われなかった有人飛行に向けてミールの補給と軌道を上昇させるために打ち上げられ、その後1月29日の2時12分(GMT)に軌道を離脱、2次58分ごろ再突入し燃焼した。 ミールとのドッキングに向けた典型的なプログレスの飛行は2日間であったが、プログレスM1-5は軌道離脱噴射にむけて燃料を温存するために3日間かけてミールに到着した。1月18日に打ち上げた場合飛行時間はより燃料を節約し、4日になる予定であった。
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