試験施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 01:59 UTC 版)
ロールス・ロイス社は、航空用エンジン専用の実証テストベッド(実証試験施設)「テストベッド80 (Testbed 80)」を2021年に開設する。これは世界最大の航空用エンジン試験施設であり、イングランド中部の都市ダービーに所在する。2021年1月14日、同社は自社製エンジン「トレント XWB-97」を使って試験の試運転を完了しており、数か月以内に正式に開設できる運びとなった。 屋内面積 約7,500 m2。140,000 Lの燃料タンクを装備。最大推力 155 klbfのエンジンをテストする能力を有しており、この推力は、たった1基のエンジンでボーイング747を余裕で飛行させられるだけの大きさである。建設費用を含む当プロジェクトの投資額は、完成までの約3年間で約9000万UKポンド(同年2月の為替レートで約130億2635万円)であった。同社はこの施設を使って低炭素社会に対応した航空用エンジンの開発を推し進めるという。 cf. 乗り物に関する世界一の一覧#世界最大の航空用エンジン試験施設
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