房総煉乳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:45 UTC 版)
千葉県安房地方は酪農地帯であったが、牛乳加工業は不振であった。大山村の竹沢太一はこれを資本が過少であるためと考え、散在する小規模事業者(会社組織をとるものは少なく、ほとんどが個人事業であった)の統合を目指して「房総煉乳」を設立した。明治製糖はこの房総練乳に資本参加した。 1916年(大正5年)9月 - 房総煉乳株式会社創立(資本金7万5000円、本店:千葉県安房郡大山村):15 1917年(大正6年)4月16日 - 明治製糖が房総煉乳に資本参加。房総煉乳は資本金を100万円に増資。明治乳業は、この日をもって「創業の日」と位置付けていた。以後、房総煉乳は安房地方で小規模な事業者・工場を合併・買収を進めた。 1917年(大正6年)11月 - 帝国煉乳を合併:15。 1919年(大正8年)9月 - 日本煉乳(のちの森永乳業)との間に協定を結び、安房地域の工場と営業権を譲受:15。これにより、安房地域の製乳業を掌握。小規模工場を整理するとともに新工場を建設し、安房郡に館山・滝田・勝山・主基の4工場を擁した。 1920年(大正9年)12月1日 - 東京菓子株式会社との合併により会社解散。
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