房総平氏との邂逅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 03:56 UTC 版)
その頃、北総では平忠常を祖とする房総平氏が勢力を拡大しており、その勢いを常陸まで伸ばしていた。房総平氏との関係では、忠常の父忠頼と繁盛が対立関係にあり、また忠常が引き起こした長元の乱に維幹が参加する等、敵対関係にあった。加えて、常陸平氏の姻戚関係にあった佐竹氏と房総平氏は度々衝突していた。 もっとも、石毛政幹の娘が千葉常重に嫁いで千葉介常胤を設け、常胤の娘が多気直幹(致幹の子)に嫁ぐ等、必ずしも敵対関係にあるとは言えなかった。恐らく、佐竹氏と房総平氏の双方と関係を持つことで勢力を維持していったと考えられる。
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