戦力の詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:54 UTC 版)
「ナゴルノ・カラバフ戦争」の記事における「戦力の詳細」の解説
撤退する連邦内務省軍はアルメニアとアゼルバイジャンに大量の武器を残していった。崩壊間近のソ連で内務省軍の多くを占めていたのは若く貧しい徴集兵たちで、彼らは現金やウォトカのためにたやすく双方に戦車や装甲兵員輸送車を売り渡した。1993年のアゼルバイジャン共和国外務省(アゼルバイジャン語版)の発表によれば、この取引によってアゼルバイジャンは戦車286両、装甲車842両、火砲386基を入手し、当時のアゼルバイジャン軍はアルメニア側よりも恵まれた状況にあったとの指摘もある。これについてアルメニア、アゼルバイジャンの双方とも、紛争発生の最終的な原因は武器の管理を徹底しなかったゴルバチョフの政策にあると非難している。闇市場へ出回った武器のほとんどはロシア製か東欧製だったが、市場の拡大は西欧からの武器の輸入も促進させた。 1993年から1994年にかけての両勢力の兵力の詳細は以下の通り。 20,000 2,000 兵員 42,000 160–170 17 火砲 388–395 77–160 13 戦車 436–458 150–240 120 装甲兵員輸送車 558–1,264 39–200 不明 装甲戦闘車両 389-480 3 戦闘機 63–170 13 ヘリコプター 45-51
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