成立年代と作者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 16:10 UTC 版)
「ゴラグロスとガウェイン」の記事における「成立年代と作者」の解説
現存する手写本はない。唯一、スコットランド初の出版所Chepman and Myllarが創立初年に発行したThe Knightly Tale of Golagrus and Gawane (1508年)により、そのテキストが伝わっている。(ただし、ある写本(Asloan Manuscript、1515年) には、かつてこの物語が挿入されていたが切り取られた痕跡があり、索引には"The buke of Syr Gologruss and Syr Gawane"と記載されている。) 近年の紹介(編本や参考書)では、作者を特定されないとし、作品が書かれたのは出版からそう遡らない時期、つまり15世紀末であると紹介されている。しかし19世紀の編者マッデン(Madden)などは、「アーサーのターン・ワザリング冒険」と同じ 詩人の作だとみており、ダンバー(英語版)が書き残した手掛りによれば、その詩人は15世紀前半の「トラネントの書記」("Clerk of Tranent")なる人物だとされている。「冒険」の著者についてはHuchounという人物だという記述もある。
※この「成立年代と作者」の解説は、「ゴラグロスとガウェイン」の解説の一部です。
「成立年代と作者」を含む「ゴラグロスとガウェイン」の記事については、「ゴラグロスとガウェイン」の概要を参照ください。
成立年代と作者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 01:15 UTC 版)
作者は未詳であるが、二話はそれぞれ別の作者たと考えられている。 成立年代についても未詳であるが、ドナルド・キーンは第一話を10世紀のものとし、第二話を100年以上後のものとする。中古の文学の成立年代のヒントとなるという登場人物の敬称や、建物の名前がほとんど見えないので年代が調べがたいとされている。キーンは前半を10世紀の作品で『源氏物語』に影響を与えたと指摘している。一方、『日本古典文学大辞典』の記事では菊田茂男は『古今和歌集』から『源氏物語』の間や1210年ごろなど諸説があることを述べた後、『本朝文粋』以降の成立だとする説が有力であることを主張している。
※この「成立年代と作者」の解説は、「篁物語」の解説の一部です。
「成立年代と作者」を含む「篁物語」の記事については、「篁物語」の概要を参照ください。
- 成立年代と作者のページへのリンク