成分と薬効
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 17:55 UTC 版)
栄養成分は、葛粉による炭水化物と砂糖の糖分がほとんどである。若干のミネラル成分を含むが、ビタミンは含まれない。葛の根(葛根)そのものには、イソフラボン誘導体であるダイゼイン・ダイジン・プエラリンなどが微量含まれており、発汗・解熱・鎮痙作用などがある。初期の風邪の寒気をやわらげ、熱を取り、喉の渇きを癒したり下痢などにも効果があるといわれ、民間療法として伝統的に用いられている。また、近年では、イソフラボン誘導体が更年期障害、骨粗鬆症、糖尿病、乳癌、子宮癌、および前立腺癌の治療もしくは改善に効果があるといわれる。
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