懐疑主義的立場のマジシャン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 17:32 UTC 版)
「超能力」の記事における「懐疑主義的立場のマジシャン」の解説
ハリー・フーディーニは、母親の死をきっかけに死者との交信に興味を抱いたが、出会った霊媒たちのやっていることがトリックで可能だと見抜き、それ以後は彼らのトリックを暴く活動を熱心に行なうようになった。 イギリスのセルピットは1917年のサンデー・エクスプレス紙の懸賞に応じるかたちで、さまざまな心霊現象を奇術で再現した。 イギリスのマスケリンは、スレイドによる石板書記やフランシス・モンクによる物質化現象を再現した。 フランスのマジシャン、ロベール・ウーダンは1856年にフランス政府の依頼を受け、ミッションとしてアルジェリアに渡り、現地で対仏反乱をあおりたてていたイスラム僧らが行なう奇跡を奇術で再現してみせた。(だがこのウーダンは、他方で肯定もしている。後述) カナダはトロント出身のマジシャンのジェームズ・ランディは、超能力は存在しないと見なしており、超能力研究のずさんさを暴く目的でプロジェクト・アルファを企画・実行した。1970年代にイギリスやアメリカ、日本で盛んに活動をしたユリ・ゲラーとも対決をした。ゲラーはジェームス・ランディが見ている前では超能力を発揮することはできなかった、という。また、「100万ドル超能力チャレンジ」という企画を主催しており、これは「科学的に実証できる超能力を持つ者に、100万ドルを進呈する」という趣旨で、世界中の超能力者達からの挑戦を募っている。
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