意思伝達やBMIへの利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 08:55 UTC 版)
脳波を、意思伝達のほか、義手や機械、コンピューターを制御するブレイン・マシン・インタフェース(BMI)に利用する技術開発が進められており、一部の実験は成功している。筋萎縮性側索硬化症(ALS)や脳梗塞などで四肢の機能に障害を負った人のリハビリテーションや生活の補助への利用を目的としているが、脳への「不正アクセス」が可能になりかねないことへの懸念も指摘されている。 table. 脳波を用いたBMI例発表年内容開発者備考doi1988 文字入力 L.A. Farwell, et al. P300 speller 10.1016/0013-4694(88)90149-6 1991 コンピュータカーソルの1次元操作 Jonathan R Wolpaw, et al. μ波を利用 10.1016/0013-4694(91)90040-B 1999 脊髄損傷患者による物体把持 Richard T. Lauer, et al. β波の検知→外部からの筋肉刺激による物体把持 10.1097/00001756-199906030-00026 2004 コンピュータカーソルの2次元操作 Jonathan R Wolpaw, et al. μ波を左右軸に、β波を上下軸に利用 10.1073/pnas.0403504101 2011 ドローンの仮想空間における3次元操縦 Alexander J. Doud, et al. 運動想起(4種の組み合わせ計6パターン)によるμ波の変化を利用 10.1371/journal.pone.0026322 2013 ドローンの現実空間における操縦 Karl LaFleur, et al. 10.1088/1741-2560/10/4/046003
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