恐羅漢山とは? わかりやすく解説

おそらかん‐ざん【恐羅漢山】

読み方:おそらかんざん

広島県山県(やまがた)郡安芸太田(あきおおた)町と島根県益田(ますだ)市の境にある山。標高1346メートル冠山(かんむりやま)山地の一峰で広島県最高峰県内有数豪雪地帯で、中腹北東斜面スキー場がある。西中国山地国定公園属する。

恐羅漢山の画像

恐羅漢山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 07:27 UTC 版)

恐羅漢山
恐羅漢山
標高 1,346.4 m
所在地 日本 広島県山県郡安芸太田町
島根県益田市
位置 北緯34度35分44秒 東経132度07分47秒 / 北緯34.59556度 東経132.12972度 / 34.59556; 132.12972座標: 北緯34度35分44秒 東経132度07分47秒 / 北緯34.59556度 東経132.12972度 / 34.59556; 132.12972
山系 中国山地
恐羅漢山の位置
プロジェクト 山
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恐羅漢山(おそらかんざん)は、広島県山県郡安芸太田町島根県益田市との境にある標高1,346.4mの山。単に「恐羅漢」ともいう[1]。広島県と島根県の最高峰である。

西中国山地国定公園に位置しており、周辺は標高1200mから1300mの山々が連なる[1]

概要

中国山地西部の冠山山地に属し、およそ860m南西にある旧羅漢山(標高1,334m)と双耳峰をなしている。山頂には三等三角点「羅漢」が設置され1,346.35mとなっている[2]。中国山地では頂部のなだらかな山が多いが、恐羅漢山の周囲は断層沿いに比較的急峻な谷間が刻まれ、その一つが三段峡である[3]

冬季の積雪は多いときには3メートルを超え、ウィンタースポーツが盛んである[1]。また春には山菜狩り、秋には紅葉狩りも行われている[1]

山頂の三等三角点

登山・観光

南北にのびた稜線の東斜面にはスキー場、恐羅漢スノーパークが造成されており、夏期はスキー場の麓にある牛小屋高原でキャンプ場を中心としたレジャー施設が営業している。

登山ルートは牛小屋高原からスキー場を通過して直登するルートや西斜面の台所原から直登するルートのほか、北の夏焼峠や南の旧羅漢山を経由して尾根伝いに登るルートなどがある。尾根伝いのルートは北は砥石郷山、南は焼杉山を越えて縦走できる。

アクセス

公共交通機関
冬季は広島市内から直行するスキーバスの運行がある。
自家用車
中国自動車道戸河内ICから、国道191号広島県道252号恐羅漢公園線を利用して約17kmの道のりである。

地理

恐羅漢山の周囲には標高の近い山が連なっている。

周辺の山[2]
山容 名称 標高
(m)
三角点等級
基準点名
恐羅漢山からの
方角と距離
備考
砥石郷山 1,176.9 二等「砥石山」 34.2°, 3.0km
十方山 1,318.8 二等「十方山」 161.7°, 4.0km
広見山 1,186.5 二等「広見」 260.0°, 3.6km
岩倉山 1,022.4 三等「岩倉」 319.1°, 3.9km

高津川水系の支流である亀井谷川や、太田川水系の支流である田代川が恐羅漢山の山腹を源流としている。

参考文献

  1. ^ a b c d 教材活用例(5) 「恐羅漢」”. 広島県. 2024年8月21日閲覧。
  2. ^ a b 国土地理院 基準点成果等閲覧サービス
  3. ^ 『アルペンガイド 中国・四国の山』 山と渓谷社、1998年

関連項目




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