性格面の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:16 UTC 版)
非常に激しい気性の持ち主であり、池江泰寿は「肉をやったら食うんじゃないかと思ったほど凶暴だった」とし、調教助手の池江敏行は、馬房の前を通るだけで突進してきたことから「猛獣」と評している。熊沢重文は「馬場へ出る前の運動でも、立つ、蹴る、噛むと悪さの連続。振り落とされるなんてのは特別珍しいことじゃないけど、乗るときに回し蹴りが飛んできたり、噛まれるのを心配したりなんて馬はやっぱりそんなに数多くいるものじゃないです」と述懐しており。その調教では近付いてくる馬がいると立ち上がって威嚇するため他厩舎から避けられていた。白老ファーム場長の服巻滋之は、こうした激しさの由来をステイゴールドの母の父ディクタスに求めている。 日々の世話をしていた山元重治は「猛獣ではないよ。扱えないってほどの馬じゃない」と述べているが、それでも手を焼いたといい、「とにかく『自分が一番エライ』ということをいつもいつも主張している馬」、「自分のペース、自分のやり方に徹底してこだわり、やりたくないことは頑としてやらない強情さは、引退まで変わりませんでしたね」と述懐している。また、熊沢は乗り手の立場から「総合してみると、おだてる、という意識をもって乗ってないとだめだった。ダメ、それしちゃダメ、とか表現するのではなくて、そうそう、そうそう、それでいいんだよ、って感覚ですね。ソッポ向かれたらお手上げだったんで」と述べ、その性格については「僕らが要求したことに対して、それは譲れる、それは譲れないっていうのをちゃんと表現してくれるわけ。そういう意味では、基本的には扱いにくい馬なんだけど、わかってやれば、中途はんぱな馬よりは扱いやすい。わかります?何がしたい、どうしたらいいのか分かる馬だけに扱いやすい。だからみんな入れ込んでしまう」と語っている。
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性格面の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 00:25 UTC 版)
トウショウボーイは寺山修司が「骨太で逞しく、いかにも猛々しく見えた」と評した外見的印象とは異なり、性格的には非常に穏やかで人に懐いた馬であった。長沼によると厩舎で自身の顔を見ると必ず顔を寄せてきたといい、保田も「利口で可愛い馬でした」と回想している。内外タイムスからトウショウボーイの取材を行っていたライターの更級四郎は、長沼に甘える姿や好物を届けられた時の喜色満面の様子などから、「彼は天馬や帝王というよりも、むしろ、となり近所の子供たちとうれしそうに公園を走り回る人気者のイヌといったイメージ」と評している。長沼によると調教では走り終える際に後ろを振り向く癖があり、数回に渡って騎手を落馬させていたといい、「今思えば、あれは愛嬌だったのだろう」と語っている。更級はトウショウボーイが一般に与えていた印象を、「野性味あふれるたくましさ。天才。バンカラ。骨太の帝王」とした上で、自らの取材を通して掴んだ実像を「縫いぐるみのような可愛い優等生。機を見るに敏。いたずらっ子。まるで暗さのない男」としている。
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