志士詩歌集とは? わかりやすく解説

志士詩歌集

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 17:06 UTC 版)

明倫歌集」の記事における「志士詩歌集」の解説

明倫歌集嘉永4年1951年序である。黒船来航前であり、したがって幕末維新志士の歌を収めないいわゆる志士詩歌集は、幕末から明治10年代(1877~1886年)にかけて成立した幕末志士詩歌はもともと獄中気力鼓舞するものであったが、明治維新以降国家祭祀顕彰教化と結びついた。民間有志が志士詩歌集を編纂した近代国家像を支えるものであった。しかし1877年以降明治政府過激な勤王心に警戒するうになると、志士詩歌集は文明開化陰に埋もれた。そのため出版されなくなっていった。 志士詩歌集の中に城兼文殉難』4篇(1869年)がある。志士詩歌集は動乱の中で収集されたため不正確なものもあるが、その中で殉難』は比較的正確であるといわれる収録数も最も多い。和歌だけでなく、漢詩狂歌俳句今様俗謡類い収録されている。志士略伝をも添える。また同著者同年板行の『近世殉国一人一首伝』は、後年新志勤王詩歌評釈』の底本になるほど評価されていた。

※この「志士詩歌集」の解説は、「明倫歌集」の解説の一部です。
「志士詩歌集」を含む「明倫歌集」の記事については、「明倫歌集」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「志士詩歌集」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「志士詩歌集」の関連用語

志士詩歌集のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



志士詩歌集のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの明倫歌集 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS