御宝殿の稚児田楽・風流とは? わかりやすく解説

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御宝殿の稚児田楽・風流

名称: 御宝殿の稚児田楽・風流
ふりがな ごほうでんのちごでんがくふりゅう
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 御宝殿熊野神社田楽保存会
指定年月日 1976.05.04(昭和51.05.04)
都道府県(列記): 福島県
市区町村(列記): いわき市錦町御宝殿
代表都道府県 福島県
備考
解説文:  いわき市錦町御宝殿熊野神社七月三十一日八月一日の祭に演じられるもので稚児田楽風流中心となり、豊凶占いのおほこたて豊作祈願のざらっこ(稚児田楽)、豊年感謝鷺舞・鹿舞・獅子舞などで構成される。ざらっこは、笛、太鼓囃子方に対して、からす、うさぎの役がそれぞれ一人、ざらっこ(びんざさら役)六人の計八人稚児が、四人ずつ向かい合ってびんざさら摺りながら田楽躍を展開する。(曲目次第道行、総めぐり、二列組打、総めぐり、組合せ進行する)。地方的特色顕著であり、芸能史的にも価値が高い。

御宝殿の稚児田楽・風流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/14 05:02 UTC 版)

御宝殿の稚児田楽・風流(ごほうでんのちごでんがく・ふりゅう)は、福島県いわき市に伝わる民俗芸能。錦町御宝殿の熊野神社で毎年7月31日8月1日に奉納される。

稚児田楽の舞方は、露払い2名とビンザサラ6名で、10歳前後の男子があたり、年少の男子が舞う例は全国的に見ても少ないとされている。舞は4人ずつ向き合い、総めぐり・親と子の取り替え・一列の組打ち・二列の組打ち・親は親、子は子・の4種を組み合わせている。伝来については定かでは無いが、舞の一部は那智の田楽と類似しており、所作は簡潔であるが田楽としての形態は整っている。

熊野神社の8月1日の祭りには常設の舞台で獅子舞が行われる。獅子舞とはいっても獅子神楽や鞨鼓獅子舞とは全く異なる風流であり、鷺の舞・龍の舞・鹿の舞・獅子舞の4種からなる舞で、この舞は芸能化する前の古風な姿をとどめたものといわれている。

いずれも全国的にも例の少ない貴重な文化遺産であり、1975年昭和50年)の文化財保護法の改正によって制定された重要無形民俗文化財の第1回の指定を受けた。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯36度54分44.8秒 東経140度47分14.5秒 / 北緯36.912444度 東経140.787361度 / 36.912444; 140.787361



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