後世への展開
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秋の扇とともに、砧という「モノ」は、忘れられた女性の寂しさと、忘れ去った者に対する恨みを表徴する。この作品はその表徴を早い時期にだしてきたもので、後年、箏曲「砧」などに発展してゆく。また俳句の秋の季語としても、「砧」「砧打つ」などがもちいられる。これは直接には砧という道具、あるいは砧を打つ行為であるが、その背後にこの能の情趣が当然に想起されるものとして使用される。 この「砧」を素材として、作曲家大栗裕が1960年代に「擣衣(とうい)」というソプラノとピアノと鼓のための作品を書いている。後に指揮者朝比奈隆の強い勧めによってソプラノと管弦楽のための作品へと改訂され、1969年の「大阪の秋」国際現代音楽祭で演奏されている。
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後世への展開
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能の『安宅』は後世、さまざまな演劇作品、講談などに展開していった。 歌舞伎『勧進帳』 - 天保11年(1840年)初演。歌舞伎十八番のひとつ 人形浄瑠璃『勧進帳』 - 歌舞伎作品をもとに明治28年(1895年)初演 講談『安宅の勧進帳』 映画『虎の尾を踏む男達』 素人歌舞伎『義太夫勧進帳』 - 小松市の素人歌舞伎用の新作。
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