強盗・恐喝行為
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 05:11 UTC 版)
おたくを対象とした強盗・恐喝行為のこと。金銭を持って買い物にやってくるおたくを対象とするので、「確実に金を取れる」「おたくは暴力に弱い」と思われていることから、加害者側としてはローリスク・ハイリターンと考えられており、おやじ狩りに代わって横行するようになった。また、前述のように加害者側はホームレス狩り同様の「汚くて臭いおたくを退治する」という意識・理由付けで正当化して襲撃しているので、違法行為を犯しているという意識が欠如し、逮捕されても全く反省しない者もいるという。 他、おたくが多数訪れるエリアに出店している店舗自身が、来店者に対し恐喝的手段で品物を買わせた事例もある。 このような行為に対抗するために護身用として刃物を持ち歩く場合があるが、これは銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)に違反するおそれがあり、秋葉原周辺での銃刀法違反の急増も報道されている。警視庁の生活環境課と地域指導課は、ウェブサイト「刃物の話」にて、イラストを使ったやや子供向けの説明を行っている。ここで警視庁は、例示した電気街に新作のゲームソフトを買いに行く相談をしている少年たちの会話の中で、強盗行為としての「オタク狩り」に言及している。さらに少年たちの会話は続き、「(たとえ護身用であれ)正当な理由もなしにカッターナイフを持ち歩くのは、銃刀法や軽犯罪法に違反するため、警察による取締りの対象になる」と解説されている。この点は、次節に示す意味合いでのおたく狩りとも関係している。
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