建設計画の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 16:53 UTC 版)
東西鉄軌道の建設は、堺市が国の補助や起債などの財源を確保しながら公費で軌道施設の建設と車両の購入を行い、民間事業者がその経営ノウハウを活かし、運賃収入によって軌道線の経営を行っていく公設民営方式と堺市が軌道施設や車両の所有者となり、軌道線の経営を行う民間事業者に施設等を貸し付ける上下分離方式の両方を採ることとなっている。 そして、軌道線の開業後は、軌道施設を所有する堺市が軌道施設等の維持管理費に相当する額を軌道線の経営を行う民間事業者から線路使用料として徴収し、軌道施設等の維持・補修を行うこととなっている。 また、2003年(平成15年)に阪堺電気軌道が阪堺線の堺市内の区間である我孫子道 - 浜寺駅前間について廃止を含めた協議を堺市に申し入れたことから、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」(平成19年5月25日法律59号)に基づく鉄道軌道高度化事業によるLRT化整備を実施することになり、東西鉄軌道の事業計画である公設民営・上下分離方式と同様に、堺が阪堺電気軌道阪堺線の堺市内の区間である我孫子道 - 浜寺駅前間の持続的かつ効率的で、安定した軌道経営を確保するため、堺市が阪堺電気軌道阪堺線の堺市内の軌道施設を保有し、東西鉄軌道の経営予定者である阪堺電気軌道と、その親会社である南海電気鉄道とが設立する予定の新会社が一体経営を行う公有民営・上下分離方式を採り、軌道線の存続が図られることになった。
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