建築計画上の概念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 07:57 UTC 版)
パーソナルスペース (personal space) 人間個人の心理に依存した、自己に付随する部分として認識される空間である。パーソナルスペースは性別・年齢・個人的経験に左右され、他者との親密さ、よそよそしさ、近づきすぎによる危機感や焦燥感の認識を決定する。また、パーソナルスペースは同じ人でも姿勢により異なる。例えば、立った状態での目の前のパーソナルスペースと、仰向けに寝た場合のそれとでは、後者のほうが大きくなる。つまり、座って会話するときに他者を「近い」と感じる距離と、寝ている時に覗き込んでくる他者を「近い」と感じる距離は異なるということである。 動線 「動線」の項を参照。 単位空間 一定の行為動作を行うための標準的な空間であり、寸法計画の指標となるものである。例えば「一人用の洋式トイレブース」「利用者と介助者で用いる脱衣スペース」といった単位がある。身体寸法・動作範囲の測定や、既存の建築物内での調査などの蓄積から、さまざまな利用者属性・行為の種類に応じた単位空間がデータ化されてきている。単位空間は、建築設計における寸法・配置の検討のさいにプロトタイプとして組み合わせて利用される。
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