広義の姉妹車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 06:50 UTC 版)
完全に異なるモデル同士であってもプラットフォーム(シャーシ)が共通である場合は姉妹車と呼ばれる場合がある(スズキ・エスクードのように新旧のモデルが併売されているケース、販売期間が重複していないケースを除く)。 プラットフォームを共有する姉妹車の場合、上記のバッジエンジニアリングやボディバリエーションとは意味合いが異なり、それぞれが別個のモデルとして扱われるため、ユーザーに意識されることはない(一方でメーカーにとってプラットフォーム共通化は、開発コスト、生産効率、商品ラインナップ、そして車両の性能やパッケージングに大きな影響を与えるため、大変重要な課題といえる)。 具体的には以下のような例がある。 ホンダ ホンダ・フィット/ホンダ・ヴェゼル/ホンダ・グレイス/ホンダ・シャトル ホンダ・N BOXシリーズ/ホンダ・N-ONE/ホンダ・N-WGN/ホンダ・N-VAN→プラットフォームを共有する姉妹車をシリーズ化している例 日産/ルノー/ルノーサムスン(ルノー・日産・三菱アライアンス) 日産・マーチ/日産・ノート/日産・キックス ルノー・キャプチャー(ルノーサムスン・QM3)/日産・ジューク(インフィニティESQ) 日産・エルグランド/日産・ティアナ/日産・ムラーノ/インフィニティ・QX60 日産・ローグ/三菱・アウトランダー 日産・サクラ/三菱・eKクロス EV ステランティス(旧・FCA) アルファロメオ・ジュリエッタ/ダッジ・ダート/ジープ・チェロキー フィアット・500X/ジープ・レネゲード ヒュンダイ(ヒョンデ)モーターグループ ジェネシス・G90/ジェネシス・G80/ジェネシス・GV80/キア・K9 ヒュンダイ・グレンジャー/キア・K7→キア・K8 ジェネシス・G70/ジェネシス・GV70/キア・スティンガー ヒュンダイ・コナ / キア・ストニック ジェネシス・GV60/ヒュンダイ・アイオニック5/キア・EV6 フォルクスワーゲングループ ポルシェ・カイエン/ランボルギーニ・ウルス/アウディ・Q7/フォルクスワーゲン・トゥアレグ/ベントレー・ベンテイガ ポルシェ・マカン / アウディ・Q5 その他 トヨタ・カローラ(カローラアルティス、レビン)/トヨタ・オーリス(カローラハッチバック、カローラiM)/トヨタ・ブレイド/トヨタ・ハリアー/トヨタ・RAV4/トヨタ・プリウスα(プリウスV、プリウス+)/トヨタ・SAI/トヨタ・マークXジオ/レクサス・HS/レクサス・CT/レクサス・NX MINI/BMW2シリーズ アクティブツアラー/グランツアラー/BMW・X1 ルノー・トゥインゴ/スマート・フォーフォー メルセデス・ベンツ・Aクラス/インフィニティ・Q30 レンジローバーイヴォーク / ジャガー・Eペイス / ランドローバー・ディスカバリースポーツ プラットフォームを共有する車種同士では足回り部品等の流用が可能なケースが多い。 一つのプラットフォームから多数の車種が作られることが当たり前になり(プラットフォーム開発時点で様々な車種展開が想定されている)、専用のプラットフォームを用意する例がほとんどなくなった近年では「○○(車種名)とプラットフォームを共有する/○○系プラットフォームを採用」や「○○をベースに開発された」と表現されるほうが一般的である。
※この「広義の姉妹車」の解説は、「姉妹車」の解説の一部です。
「広義の姉妹車」を含む「姉妹車」の記事については、「姉妹車」の概要を参照ください。
- 広義の姉妹車のページへのリンク