広義のメートル法とは? わかりやすく解説

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広義のメートル法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 10:19 UTC 版)

メートル法」の記事における「広義のメートル法」の解説

フランスで最初に導入されメートル条約導入進められたのは、上記長さ面積体積質量の単位のみである。「度量衡」という言葉あるように、当時制度の上必要な単位長さ面積(度)、体積(量)、質量(衡)のみであった。単に「メートル法と言った場合には、フランスで最初に制定され上記範囲単位系をいう。 時間の単位については、既に広く世界で使われていた秒があったが、これは六十進法であったため、十進法新たな単位創設しようという意見もあった(十進化時間)。議論の末、時間の単位は秒がそのまま使用されることになった19世紀以降科学工業発達により、他の物理量についても単位が必要となった。そこで、学者分野ごとに、メートル法基礎しながらそれぞれ違う大きさ持った単位作られたり、異なった物理量基本として単位系作られたりしたため各種単位系無秩序に存在することとなった広義には、これらの(狭義の)メートル法基礎とする各種単位系総称してメートル法」という。これらの単位系再統一するために、派生した単位系一つであるMKSA単位系を元として作られたのが国際単位系 (SI) である。 広義のメートル法に属す単位系には、以下のようなものがある。 CGS単位系 -- センチメートル (centimetre)、グラム (gram)、秒 (second) を基本単位とする単位系。以下の3種類の単位系は、電磁気の単位組み立て方違いよるものである。静電単位系 電磁単位系 ガウス単位系 MKS単位系 -- メートル (metre)、キログラム (kilogram)、秒 (second) を基本単位とする単位系MKSA単位系 -- MKS単位系電流の単位アンペア (ampere) を加えたもの。これを発展させたのが国際単位系 (SI) である。 MKSC単位系 -- MKS単位系電荷単位クーロン (coulomb) を加えたもの。 MTS単位系 -- メートル (metre)、トン (ton)、秒 (second) を基本単位とする単位系 重力単位系 -- 基本とする物理量について、質量代わりに力(重量キログラム)を使用するもの

※この「広義のメートル法」の解説は、「メートル法」の解説の一部です。
「広義のメートル法」を含む「メートル法」の記事については、「メートル法」の概要を参照ください。

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