広がりを見せる薬学分野の学士号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 15:56 UTC 版)
「学士(薬学)」の記事における「広がりを見せる薬学分野の学士号」の解説
1991年(平成3年)7月1日に施行された学校教育法の改正及び学位規則の改正により、学士は再び学位として定められることとなった。従前の薬学士の称号は学士(薬学)と専攻分野を括弧書きで付記することとされた。この制度改正に伴い、従前の制度で授与されていた薬学士の称号については学校教育法附則にて学位と看做されることとなった。同年、学位授与機構が設立されたことで、一定の単位取得など学修成果と小論文による学位審査により、大学卒業生以外の者でも学士号を取得する道が開かれた。 なお、2006年(平成18年)以降、大学の薬学部教育では、従来の薬学科が6年制に移行し、薬剤師国家試験の受験資格が与えられない4年制の薬科学科が新設された。これにより、学士(薬学)は6年制の薬学科で、学士(薬科学)は4年制の薬科学科で、それぞれ学位が授与されるようになった。これに伴い、学位授与機構から改組した独立行政法人大学評価・学位授与機構でも2010年(平成22年)以降、学士(薬学)の学位審査・授与を停止し、学士(薬科学)の授与を開始している。なお、1991年の学位規則改正に伴い、学位名称を書く大学や授与機関ごとに定めることができるようになり、その結果、薬学分野の学位名称も増加傾向にある。 薬学および関連分野の学士号の例(日本の例:その一部)薬学関係薬学 薬科学 創薬科学 生命薬科学 動物生命薬科学 臨床薬科学
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