常楽寺 (秩父市)とは? わかりやすく解説

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常楽寺 (秩父市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/10 07:28 UTC 版)

常楽寺
所在地 埼玉県秩父市熊木町2-12-25
位置 北緯35度59分36.2秒 東経139度05分26.8秒 / 北緯35.993389度 東経139.090778度 / 35.993389; 139.090778座標: 北緯35度59分36.2秒 東経139度05分26.8秒 / 北緯35.993389度 東経139.090778度 / 35.993389; 139.090778
山号 南石山
宗派 曹洞宗
本尊 十一面観世音菩薩
創建年 不詳
札所等 秩父札所 第11番
文化財 札所11番 南石山常楽寺(秩父市指定史跡)
公式サイト 秩父観光、お寺巡りなら常楽寺
法人番号 6030005015084
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常楽寺(じょうらくじ)は、埼玉県秩父市にある曹洞宗寺院で、山号は南石山と号する。

本尊真言:おん ろけい じばら きりく[1]

御詠歌:つみとがも消えよと祈る坂ごおり 朝日はささで夕日かがやく

歴史

創建年代は不明である。当寺公式サイトでは、「常楽寺の歴史は古く、その始まりは鎌倉時代まで遡ります。」としており、1234年文暦元年)の秩父札所の開設当初から存在していたものと推測される[2]

その後、1569年永禄12年)の武田信玄の侵攻によって焼失したが、間もなく復興した。江戸時代は本堂だけでなく山門「仁王門」もあったという。仁王門を建てたのは「門海」という住職で、一時期病気になったが、本尊十一面観音に祈ったことで、病気も快癒し仁王門建立の大願も果たしたという[3][4]

1878年明治11年)の秩父大火堂宇を焼失した。当寺は秩父札所唯一の天台宗の寺であったが、廃寺となってしまった。札所13番の慈眼寺(曹洞宗)はこの状況を見かねて、当寺を慈眼寺の境外仏堂として再建した。1979年昭和54年)に慈眼寺から分離して独立の寺となった[2][3][4]

文化財

  • 札所11番 南石山常楽寺(秩父市指定史跡 昭和40年1月25日指定)[5]

交通アクセス

前後の札所

秩父札所(江戸巡礼古道)[6]
10 大慈寺 -- (1.0km)-- 11 常楽寺 -- (1.5km)-- 12 野坂寺

脚注

  1. ^ 秩父札所連合会公式経本による。
  2. ^ a b 常楽寺の歴史常楽寺
  3. ^ a b 安宅夏夫 文、西田信夫 写真『秩父三十四カ所めぐり(楽学ブックス 古寺巡礼4)』JTBパブリッシング、2008年、36-39p
  4. ^ a b 小林祐一 著『秩父三十四カ所 札所めぐり 観音霊場巡礼ルートガイド』メイツ出版、2017年、44-45p
  5. ^ 札所11番 南石山常楽寺秩父市
  6. ^ 秩父札所連合会の地図 (PDF)

参考文献

  • 安宅夏夫 文、西田信夫 写真『秩父三十四カ所めぐり(楽学ブックス 古寺巡礼4)』JTBパブリッシング、2008年
  • 小林祐一 著『秩父三十四カ所 札所めぐり 観音霊場巡礼ルートガイド』メイツ出版、2017年

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